変化の時代、it業界の「矛盾」と僕の問い

French software engineer building a new life in Japan. My journey here is a big challenge—from learning the language to navigating the tech scene. I use this blog as a space to share what I'm learning, both in tech and in life.
IT業界の今:矛盾と「AI疲れ」
近年、IT業界では大きな変化と矛盾を感じています。AIの進化はエンジニアの仕事を急速に代替しつつあり、特にジュニアレベルでは転職市場が厳しさを増しています。
その一方で、知人からは未だに「ITの仕事なら簡単に見つかるよ」と言われるこのギャップ。LinkedInを開けば、大量のリクルーターからの定型文メッセージ。彼らとの面談は、情報をCRMに入力するためだけの儀式のように感じられ、その後連絡が途絶えることも少なくありません。驚くべきは、「私も元エンジニアです」というリクルーターの存在です。彼らの転身理由を考えると、現在のエンジニアという職業の不安定さが透けて見えます。
この終わりのない技術競争と不安定な市場は、6〜7年前に叫ばれた「JavaScript疲れ」にも似た、一種の「AI疲れ」を生んでいるように感じます。Accentureが1万人以上を解雇し、株価が上がるというニュースは、個人のスキルがいかに企業の経済合理性の前で無力であるかを示しています。この先行き不透明な状況で、私たちはどうすればいいのでしょうか。
開発者のジレンマ:学びと、その価値
この不安な時代を生き抜くため、僕は行動を続けています。都内在住という地の利を活かし、Lumaというミートアップアプリを使って、月に最大5回ほど英語や日本語のテックイベントに参加しています。YouTubeでの学習や、Devpostのハッカソンで新しい技術を試すことも欠かしません。AIツールを駆使してMVPを素早く作り上げるスキルは、もはや必須です。
しかし、この自己投資が具体的な成果、つまり「仕事」に結びつかなければ、その価値を実感することは難しい。これが開発者のジレンマです。学び続けなければ市場から取り残される。しかし、学んだことを活かす場がなければ、その努力は空回りしてしまいます。
現在の私のチームは、人間が私一人で、残りの4人はChatGPT、Claude、Grok、Geminiです。AIと協業する日々の中で、「人間の役割とは何か?」という問いが、より現実的な重みをもって迫ってきます。
僕の答え:AGIの足音と、自らの行動
AGI(汎用人工知能)が実現した世界で、私たちはどう働くのでしょうか?
この問いは、もはやSFではなく、数年先に来るかもしれない未来です。この巨大な変化を前にして、個人ができることは限られています。しかし、思考停止に陥るのではなく、今ここで、自分にコントロールできることに集中する。それが僕の答えです。
一つは、ビジネスレベルの日本語能力と、日本企業で働く上で不可欠なビジネスマナーを徹底的に身につけること。技術はAIに代替されても、異文化を理解し、円滑な人間関係を築く能力は、人間にしか持てない価値だと信じています。
もう一つは、誰かに評価されるのを待つのではなく、自ら行動し、価値を証明し続けること。AIの進化が個人の価値を測る物差しを変えていくとしても、僕は諦めたくありません。
このブログも、そのための行動の一つです。






